2012年11月29日

今日のスケッチと、絵を描こうとすることへの思い

[2012.5〜>絵の日記]
消火器の影(スケッチ)今日は母親が病院へ行く日だったので私ももれなく付き添いで。本人が検査をうけている間の待ち時間に廊下でスケッチ。何だかわかります???

壁にかけてある消火器の影。口をあけた何かに見えてかわいかったので描きました。壁の段差部分の線はまっすぐ引けてないし、消火器の上部のまるいピンの形がよく把握できなくて余白に復習してあるし。でも最近のスケッチのなかではうまくできた一枚です。

絵のことで頭がいっぱいである

じつは先月の久しぶりのラクガキいらい、絵を描こうということで頭がいっぱいなんですよ。(笑)
昔話の不思議さ美しさをもっともっと満喫するには絵を描くのもいいかもしんないぞ、って。

言葉で物語を作ることで「読み手と聞き手と書き手(自分)のなかにそれぞれのイメージを」作り出したいと思っていました。絵をつけることは「描き手のイメージを人に押し付ける」ことになるからするべきじゃないと思っていました。
そう考えていながら本に美しい挿絵がついているとすごく嬉しくなったりするんですけれどね。

私が絵を描こうとする目的のほとんど全部は「自分のため」です。自分の空想の世界を見えるようにしてみたい、あの腹痛のときに記憶の底から浮かんできた不思議できれいな世界をもっと追求してみたい。
読み手聞き手のことを頭からすっかり追い出してしまうことになるけれど、しばらくのあいだはそうやって肩の力を抜こうと思います。

スケッチなんて嫌いだったはずなのに

久しぶりのラクガキのあと、もっと画力がほしくなりました。

だってね、自分の空想を絵にしようと思って何かを描いても、それらが何一つそれらしく見えない。建物をたくさん描いてもその家々がまるで家に見えない。人もネコも下手くそ。何もかもがそれらしく見えない。
そうすると気分がぶち壊しになるわけですよ。不思議で美しいどころじゃないのです

もともと絵を描くのは好きでした。二十代のころには絵の具を使って色を塗るということもしましたが、大きな紙に絵を描いて時間をかけて完成させるというようなことはありませんでした。小さなラクガキに色をつける程度のことしか・・・ただただきれいな色を紙に塗って、その美しさを眺めているというような。

そんなだったから、スケッチはしませんでした。風景に興味はなかったし、大きな画用紙いっぱいになるまで目の前のものを描き続ける集中力もなかったし、なぜスケッチをすることが必要なのかという意味もわかりませんでした。
「自分の想像を絵にするのであれば、現実の風景や静物や花や野菜なんてスケッチしても意味がない」と思っていました。「私は想像を描くんだから」って。

でもそれは間違いらしいとわかりました。スケッチは「そこにあるものを、そこにあるように描く」練習なんです、きっと。

写真のようにリアルにということではなく、そこに描かれた風景が本当に現実のどこかにあるかのように思わせるための、その訓練がスケッチなのだと思うのです。

紙に描こうとしてモノの形をよくみると、驚愕するほどにその二次元の形は歪んでいるんです。床に貼ってあるタイルが正方形だということを私は知っているけれど、それを紙に描こうとして床をよくみてみると、正方形のはずのタイルは「とんでもなく高さの少ない台形」だったりするのです。底辺と同じくらいに見えると思ってエンピツではかってみたら底辺の半分くらいしかなかったりします。
遠近法を少しでも知っていればこの理屈はわかるし、紙の上ではわかるけれど、実際にそこにあるものの二次元の形を見るのはすごく難しい。
そして、その「とんでもなく高さの少ない台形」に描かないと床のタイルは正方形には見えない・・・そこにあるものがそこにあるように見えないのです。

こういうことに気がつき始めたのが今の私です。
スケッチをたくさんすることでこういうことをおぼえていって、目の前の風景を不自然さを感じさせないように描けるようになれば、空想の風景も不自然さを感じることなく描けるんじゃないかと思うのです。
ああ、わくわくする(笑)



ワオキツネザルの顔はこわいラクガキをもうひとつ。(スケッチじゃありません)
ワオキツネザルは可愛い可愛いといっている私ですが、よくみるとものすごくこわい顔をしています。

今日からカテゴリに「絵の日記」を追加しました。絵日記ではなく、絵のことを話題にするときのカテゴリです。どうぞよろしく。
posted by hisako at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2012.5〜>絵の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |
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